フェブラリーステークス2017、出走予定馬、人気2頭は騎手乗り替わりで混戦模様?
ラジャカジャです。
今日は今シーズン最初のJRAのGIレース
フェブラリーステークス2017を見て行きたいと思います。
このレースは過去10年で1番人気の成績が4勝2着1回3着2回と優秀で
1番人気と2番人気若しくは1番人気と3番人気が同時に馬券に絡んだケースが7回もあり
人気上位馬は比較的馬券に絡む率が高い傾向にあります。
ただ昨年も7番人気だったアスカノロマンが3着に来るなど過去10年で7番人気以下の馬が7頭も馬券に絡むなど
ヒモ荒れするパターンが多いのも特徴です。
今年に関しては前走根岸Sを快勝したカフジテイクと
前走川崎記念では2着に破れたものの昨年度の最優秀ダートホースに選ばれたサウンドトゥルーの2頭が人気の中心になりそうですが
いずれも鞍乗が乗り替わりという異常な事態に陥っていますし
共にスタートが下手で後ろからしか競馬できないタイプの馬ですから
展開次第では共倒れという事も考えられそうで、
人気通りに決まらない可能性の方が高いんじゃないかと感じています。
最終的には枠順が決まってオッズが出てからの判断になりますが
各出走予定馬を見て馬券に絡む可能性が高い馬はどれか?をじっくり考えてみたいと思います。
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目次
出走予定馬まとめ
出走予定馬
登録してきたのは26頭。フルゲート16頭なので10頭が出走できません。
賞金順で行くと出走予定馬は下記の表のようになります。
カフジテイクの鞍乗はどうやら津村騎手に戻るようです。
乗りなれている騎手という意味では問題ないのですが
今回はGIレースだけに福永騎手から津村騎手への乗り替わりはプラスとは言えないですね。
他陣営も後ろからいって直線で外を回してという競馬をしてくるのは分かっているので
もし万が一馬群に入っていようものなら直線でフタを閉めて外に出させないようにする騎手も出てくると思います。
そう考えると枠順は重要で外目の枠に入れば問題ないですがもし内枠に入ろうものなら
厳しい競馬になることは避けられないでしょう。
また1番人気が濃厚なサウンドトゥルーですが
鞍乗は未定ですが一体誰になりますかね~
同日には小倉で重賞も行われますから
それを踏まえると開いているのは柴田善、松岡騎手あたりでしょうか?
また賞金的には出走可能なレッツゴードンキでしたが
どうやら京都牝馬Sに向かう予定とのこと。
そうなると繰り上がりでピオネロが出走可能となりますがこの馬は先週のアルデバランSを使っているので
おそらく回避するでしょう。
そうなるとエイシンバッケンが滑り込みで出走できそうな見込み。
ここから先は出走予定馬を1頭1頭見ていきたいと思います。
カフジテイク
前走の根岸Sは後方一気の差し脚で重賞初制覇を挙げました。
末脚勝負に関しては現時点でこの馬が最強馬でしょう。
今回も直線の長い東京コースですし距離1600mというのも問題なくクリアできるでしょう。
ただスタートが下手なのでどうしても後ろからでしか競馬できないタイプですし
スローペースの前残りの競馬になった場合
差し届かずというシーンは十分にあると思います。
ましてや今回はGIに騎乗することすらあまりない騎手が騎乗しますし
馬には勢いがありますが不安要素もそれなりにある馬。
個人的には差し届かずの競馬でアタマはないかな?と思っています。
コパノリッキー
2014年、2015年とこのレースを連覇していますし
マイル戦だけでGIを5勝も挙げている実績最上位馬。
ただこの馬は単騎で逃げられてこそ強さを発揮する馬で
他馬に早めに並びかけられるとモロさを露呈しますので同型馬との兼ね合いがカギとなりそう。
ただ前走の東京大賞典のレースぶりをみると力は衰えた感じがします。
楽にマイペースで逃げられれば好走可能ですがそれでもアタマはないかなと思います。
サウンドトゥルー
昨年のチャンピオンズカップで念願のJRAのGIを制し
2016年の最優秀ダートホースにも選ばれました。
ただ2走前の東京大賞典ではアウォーディ、アポロケンタッキーとの追い比べに屈しましたし
前走の川崎記念でも伏兵オールブラッシュに逃げ切られるなど
以前の勝ちきれない馬に戻ってしまったかのよう。
また主戦の大野騎手が騎乗停止で乗れないなどの緊急事態が発生。
鞍乗が誰になるか現時点ではわかりませんがこの馬が1番人気になるようでしたら
かなり危険な1番人気馬といわざるを得ないですね。
ベストウォーリア
これまで27戦して掲示板に載れなかったのは3回だけという安定感抜群の馬。
今回も前目で競馬して直線も一旦は先頭に踊り出るくらいの見せ場は作るでしょう。
ただ近走は4戦して2着とあるように勝ちきれなさが目に付く馬ですので
今回も見せ場までで勝ちきるまではないように思います。
ノンコノユメ
今回で8戦連続してGIレース挑戦となります。
過去7回は勝ち鞍はないものの2着3回で7戦中6戦で掲示板に載っています。
この馬もスタートに難がありいつも後方からの競馬となってしまいますが
強烈な末脚を武器にGIでは常に上位争いを演じてきました。
ですが去年去勢手術をしてからはその末脚に陰りが見え始めました。
と、いうよりスタートで出遅れなくなった分好位で競馬できるようになったのですが
その分追ってからの脚がイマイチという感じに変わってしまいました。
今回も上位争いには間違いなく加わってくると思いますが
そろそろ凡走しても良い頃かなとも思います。
モーニン
昨年のこのレースの勝ち馬。
その時点では6戦して5勝という素晴らしい成績を残していたので
今後どこまで活躍するのか?と大いに期待していたんですが
その後は4戦して2着が1度きりと見事なくらいに別馬になってしまいました。
正直こうなってしまった原因はわかりません。
前走にしても陣営は「これで走らなかったら仕方ない」というくらいに
負荷をかけて仕上げてきたのですが走りませんでした。
成長力にも問題があったのかもしれませんがここ2戦のレースぶりを見る限りは
ここも厳しい戦いになるだろうと思います。
ホワイトフーガ
ここ2年で牝馬限定の地方交流戦を5勝もするなど
すっかり地方競馬のおんな番長という感じになっています。
だた近走ではその交流戦でも取りこぼしが目立つなど
強さにも陰りが見えてきた感じ。
しかも今回は牡馬相手のGIだけに実力以上のものを出さないと
上位争いも厳しいのではないか?と思います。
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ケイティブレイブ
前走の川崎記念では2番人気に支持されながら5着に敗退。
逃げられなかったのが敗因と考えるならば
今回は逃げの手に出てくるでしょう。
ただ前走のメンバーで馬券にすら絡めないとなると
ここで上位争いに加わるのはかなり厳しいように思います。
距離も2000m前後に良績を残しているので若干短いかな?と思います。
デニムアンドルビー
芝のレースで重賞を勝っていたりGIで好走している馬が
いきなりフェブラリーSに出てくるというケースはこれまでにも何度かありましたが
今年はこの馬が出てきました。
ただハッキリ言ってしまえば、いくら芝で活躍している馬でも
いきなりGIに挑戦して馬券に絡むケースはほぼないと考えていいでしょう。
むしろこの馬が出ることで他の有力馬が出走できないことの方が不憫でなりません。
「ダート戦で勝ったことのない馬はフェブラリーSに出走できない」とか
ルールを作ればいいのに!と思ってしまいます。
もちろんこの馬は買うつもりありません。
インカンテーション
この馬も一昨年の2着馬で重賞3勝もしている実績馬。
ただここ3戦のレース振りを見るとさすがに旬は過ぎた感じでしょうか。
ただこういう時に穴を開けてきそうな感じもしますし
先行できる脚質でもありますし追い切り次第ではまだ狙える存在かなと思います。
ニシケンモノノフ
近走好成績で前走の根岸Sも5着とそれなりに好走したと言える内容の競馬でした。
距離は1600mに伸びても対応できそうな感じはしますが
相手なりに走るタイプなのでここも善戦止まりかなとも思います。
父メーショウボーラーのように圧倒的な先行力があればいいのですが。
アスカノロマン
昨年はフェブラリーS、チャンピオンズCでともに3着とGIで結果を残しました。
かなり成績にムラがあるタイプなのでなかなか狙いにくい馬ですが
今回もおそらく人気はないでしょうからヒモの一頭には加えておきたい馬。
ゴールドドリーム
昨年のチャンピオンズCでは2番人気に押されながら12着と大敗。
デビュー以来初めて馬券に絡めませんでした。
スタートで出負けしその後好位に取り付くために道中脚を使ってしまったのが敗因かと思います。
今回はそれ以来のレースということで状態等が気になりますが
東京ダート1600mは3戦して2勝2着1回と得意にしているコース。
鞍乗も引き続きM・デムーロ騎手ですので一発の可能性は秘めている感じのする馬。
ただ実績以上に人気になりそうな感じもしますし軸候補ではあるけれど
どうかなという感じ。
キングズガード
専門は1400mだと思いますが2走前の武蔵野Sでも4着と好走しているので
1600mまでだったら何とか勝負になるかなと思います。
前走の根岸Sにしても3着馬とはハナ差の競馬でしたし
このメンバーに入ってもそこそこやれそうな感じがします。
ただ差し比べとなるとこの馬よりいい脚を持っている馬がいるだけに
あまり後方で競馬してもどうかなとは思います。
展開に恵まれて3着くらいに入れればオンの字かなと思います。
ブライトライン
前走の根岸Sでは16番人気ながら7着とこの馬ベースで考えれば好走したと言えそうですが
さすがにGIともなると厳しいかなと思います。
過去にGIで4着した実績がありますがもう8歳馬ですし
長期休養から復帰して重賞レースで5戦して1度も馬券に絡めていないのですから
ここは消しでいいかなと思います。
エイシンバッケン
前走の根岸Sではカフジテイクに次ぐ上がり3F2位の時計を出して3着と好走。
今回は更に距離が伸びて1600m戦となりますが芝のレースを使っていた時代に
1600m戦で勝った過去がありますので距離延長は問題ないかと思います。
カフジテイクとの追い比べでは分が悪いので中段あたりで競馬して
スムーズに外を回してという競馬が出来れば案外いけるのでは?と思っています。
鞍乗も今シーズンに入って復活の兆しの見える岩田騎手を予定していますし
一発あるならこの馬かなという感じがします。
まとめ
人気上位馬の顔ぶれを見ると騎手乗り替わりや近走凡走続きなど順調さを欠いている馬も多いので波乱含みな感じがします。
GIともなるとやはり騎手の腕の差、経験値の差というものが出てきますから
実力的にそれほど差がないのであれば騎手目線で買ってみるのがいいかなと思っています。
まだ週始めの段階ですから本命馬はこれと決めるのは総計ですが
今のところ魅力を感じているのはエイシンバッケン
次いでゴールドドリーム、モーニン といった感じです。
実際のオッズがどう出るのか非常に気になりますね。
明日はフェブラリーSの過去10年のレースデータとダイヤモンドステークスのデータ予想の2記事を書く予定。
今週は4つ重賞があるので忙しい。
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