高松宮記念2017、追い切り診断、レッドファルクス馬体に緩みなし

2017/03/24

ラジャカジャです。
今日は高松宮記念2017に出走する馬の追いきり診断をしていきたいと思います。
今年のレースは本命不在でかなり混戦が予想されるので
馬の状態が良いのかどうかで結果もかなり左右されて行きそうなので
そのあたり追いきりでしっかり見極めて行きたいと思います。

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レッドファルクス
最終追い3/22美浦南Ｗ5Ｆ67.4－12.8
2頭合せ1馬身半先着。
パートナー（ザッツクール　3歳未勝利）を3馬身先行させる形でスタート。
直線に入ったところで強めに追われるとギアチェンジ。
ゴール前であっさりと交わして先着しました。
併せた馬のレベルが低かったので少々物足りない印象ではありますが
追われてからの反応の良さが見につき状態は良さそうに見えました。
香港遠征から帰国後に疲労が出て前哨戦を使えずぶっつけ本番となりますが
ミホ分場でゆっくり休養をとり、その後山元トレセンで外厩仕上げを施しているので
久々で馬体が緩いということはなさそう。
思えばスプリンターズＳを勝った時もＣＢＣ賞から3ヵ月開けてのレースでしたから
休み明け自体は問題ない馬だと思います。
中京コースも3戦3勝と得意にしているコース。
おそらくこの馬が1番人気と思われますがその期待に応えられる出来にあると思います。

メラグラーナ
最終追い3/23栗東坂路4Ｆ52.4－12.2
単走追い。
終始馬なりでしたがフットワークは力強くてフォームもぶれておらず
好調さを漂わせる走りに見えました。
前走オーシャンＳでは輸送減りで思った以上に馬体重が減ってしまいましたが
今ではすっかり回復（木曜の時点で532kg）。
休み明けをひと叩きされ、中2週でのレース出走とローテーション的にも理想でしょう。
デビュー当初はダートに使ったりマイルを走ってみたりと陣営も試行錯誤していましたが
1200ｍ戦に専念してからは6戦4勝という安定した走り。
中京コースも昨夏に1度走っていて1分7秒9という好タイムで勝利していることからも
コース適正はかなり高そう。
5歳馬ですが南半球産で遅生まれなので実際は4歳半くらい。
競走馬的にも最も力を発揮できる年齢ですし勢いに乗ってGIを制するシーンは十分にありそう。
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レッツゴードンキ
最終追い3/23栗東坂路4F52.4－12.4
単走追い。
柴田未崎騎手を背に内ラチに沿うような形で走っていました。
馬がかなり行きたがっていましたが何とかなだめて
最後は強めに追われると力強く伸びてフィニッシュ。
力強い走りで馬の走りたい気持ちが随分と伝わってくる内容でした。
桜花賞を逃げて5馬身差の圧勝を演じたのは2年前の事。
以降スランプに陥り「終わった感が漂う馬」になっていましたが
1200ｍ戦を走り出してから復活の兆しが見え
前走の京都牝馬ステークスで桜花賞以来の勝利を挙げました。
鞍乗の岩田騎手も先週ファンディーナで重賞を勝つなど
今年は良いバイオリズムで来ていますのでこの辺でGI制覇があっても不思議なさそう。

シュウジ
最終追い3/23栗東坂路4F51.0－12.0
単走追い。
元々坂路駆けする馬でしたが今回も抜群の追いきりでした。
特に3F目にマークした11秒4というのは滅多にお目にかかれない数字。
その分ラストは12秒0とラップを落としましたがそれでも素晴らしい時計。
前走の阪急杯では断然の1番人気に支持されながら8着に惨敗。
パドックでイレ込んでいたこともあり
この馬の場合は状態というよりも当日のテンションがどうかが重要でしょう。
追いきりだけで判断すれば1,2を争う出来。

ソルヴェイグ
最終追い3/22栗東坂路4F50.9－11.5
単走追い。
そのシュウジの更に上を行く時計をマークしたのがこの馬。
全体時計50秒9も優秀だが特筆すべきは3F目でマークした12秒6から
ラストの4Fで11秒5と一気に加速していること。
坂路でラスト1Fで1秒1もラップを上げた馬というのはちょっと記憶にない。
前走のシルクロードSは逃げて最後は失速の5着という結果。
いつもは番手で折り合う競馬をしていたのに
この時は積極的な競馬をしたのが悪い結果にでてしまいました。
昨年のスプリンターズSでは3着した実力馬ですし
今回の鬼調教も加味すればここでのGI制覇も十分考えられるでしょう。

その他良く見えたのは
セイウンコウセイ
トーキングドラム
ヒルノデイバロー
ワンスインナムーン
状態が悪いと感じる馬はいませんでした。