小倉記念2017、追い切り診断、A評価は3頭
ラジャカジャです。
小倉記念2017に出走予定の馬の
追い切り診断をしていきたいと思います。
その前にちょっと競馬小話
レパードSの出走馬が確定しましたが
人気上位確実だったアディラートが抽選に漏れ
あえなく不出走となりました。
騎乗予定だった武豊騎手からすればアテが外れた感じになり、
しかもアディラートは8/6小倉10R天草特別に出走することになり
同日新潟で騎乗する武豊騎手は騎乗出来ず
鞍乗は戸崎騎手にスイッチという顛末
まあ前走の香嵐渓特別でしっかり勝っておけばこういう結果には
ならなかったのですが
これもめぐり合わせというほかないでしょう。
それから騎手2年目の菊沢 一樹騎手が
日本中央競馬会競馬施行規程第147条20号により、
今月3日から来月1日まで騎乗停止とのニュースがありました。
具体的にどんな理由で騎乗停止となったのかは分かりませんが
ネットで調べてみると飲酒をしたか(菊沢騎手は未成年)
調整ルーム内での携帯電話持ち込みやSNSでの発信があったかの
どちらかでは?というのが大方の見方です。
調整ルーム内では外部との接触は厳しく禁じられていて
昨年10月に丸山元気騎手が調整ルームからメール送信した行為が発覚し1カ月の騎乗停止、
2015年にはJRAの騎手になってすぐのルメール騎手がTwitterでつぶやいてしまい
30日間の騎乗停止となった例があります。
騎乗停止の期間を考えると菊沢 一樹騎手も同様に調整ルーム内での
ルール違反をしたため処罰を受けたのでは?と思います。
騎手として1ヶ月騎乗できないのは痛いですね。
ましてやデビュー2年目でまだ経験の浅い騎手ですから
これが原因で騎乗馬が集まらないという事にもなりかねないです。
騎手関係の話でいうと
先週の小倉で行われた土曜2Rで
ブレイブウォリアー騎乗のM・デムーロ騎手が進路を確保するために
前を行こうとしたミアグレイス騎乗の川田騎手を肘打ちしたとして
過怠金10万円が科せられる出来事がありました。
JRAのHPでこのレースのパトロールビデオが見れますので
それを見てみると1コーナーのところでM・デムーロ騎手が
川田騎手に左肘でエルボーを食らわして
その後振り返って何か言っているようなシーンが見れます。
ハナを切って単騎逃げを打ちたかったのかもしれませんが
さすがにこれはやりすぎですね。
まあ1コーナーでの出来事だったので
レース結果に影響なかったということで過怠金で済んだ感じですが
勝負どころの4コーナーや直線でこれをやったら
間違いなく騎乗停止でしょう。
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小倉記念2017 追い切り診断
最終追い切りでの調教時計と調教VTRから独自の目線でABC順に評価しています。
A評価:
状態の良さそうな馬、前走から上積みがありそうな馬
B評価:
時計、動きとも悪くないけど特別良くも見えなかった馬
C評価:
動きに覇気がなく調子がイマイチなのでは?と思う馬
A評価:
フェルメッツァ
バンドワゴン
ストロングタイタン
B評価:
タツゴウゲキ
カフジプリンス
クランモンタナ
ケイティープライド
サンマルティン
フェイマスエンド
ベルーフ
シャドウパーティー
C評価:
ヴォージュ
スピリッツミノル
伸び脚豪快! フェルメッツァ
前走七夕賞で5着と健闘したフェルメッツァ最終追い切りは栗東坂路での単走追い
終いは一杯に追って4F54票4-1F12秒5の時計をマーク
最後まで加速ラップで駆け抜けていて好印象
VTRで動きを見ても騎手の合図に素早く反応し
追ってからの伸びも迫力があって状態の良さが感じられました。
少なくとも出来は前走以上でしょう。
力強い走り バンドワゴン
前走鳴尾記念7着からの巻き返しを狙うバンドワゴン最終追い切りは栗東坂路で単走追い
1週前追い切りで出した4F53秒2-1F12秒0を上回る
4F52秒8-1F11秒9を記録
最後まで加速ラップを踏んでいて時計面ではケチをつけるところはない。
VTRで動きを見ると前半はクビを振りながら走る等
少し集中してないように見えたが
鞍乗がステッキを入れてからはその動きもなくなり
下半身に重心がいって力強い走りに変わりました。
状態も前走から更に良くなっている印象
力強い走り ストロングタイタン
前走から中3週でレースに挑むストロングタイタン最終追い切りは栗東坂路での単走追い
終いだけ軽く追われて4F53秒6-1F11秒9の時計をマーク
前走の最終追い切りは4F53秒8-1F12秒1だったので
時計だけの単純比較なら今回の方が上
VTRで動きをチェックしてみても脚元の回転は迫力があって良い
少し伸び上がる感じの走りですが気になるほどではないので
問題ないでしょう。
中3週でのレースなのでそこまで負荷をかけた追い切りではなかったですが
これだけ動けて時計も良いので状態面での不安はないと見ます。
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好気配 タツゴウゲキ
前走七夕賞6着のタツゴウゲキ最終追い切りは栗東CWでの単走追い
終いだけ軽く追い出されて4F52秒5-1F11秒8の時計をマーク
VTRで動きを見ると動き自体は平凡に映るが
気合いを内に秘めた感じの走りで集中していました。
さすがにA評価はつけられないが印象は悪くない。
まずまずの動き カフジプリンス
前走目黒記念7着のカフジプリンス最終追い切りは栗東坂路での2頭併せ
パートナーを1馬身ほど先行させる形でスタート
みっちり併せたあと追い出して半馬身先着
時計も4F52秒0-1F12秒7とまずまず
VTRで動きを見てもフォームは安定していて
動きにも迫力がありました。
久々な分動きはそこまで軽やかではないですが
仕上がりは悪くないでしょう。
この距離短縮がどう出ますか
その他の馬は・・・
サンマルティンは小倉に滞在しているので最終は小倉のダートでの追い切り
この措置は馬の状態面を考えれば大いにプラスだと思います。
ただVTRで見るとアタマの位置が高くストライドもいまいちなので
そこまで体調が整っているようには見えませんでした。
ベルーフは栗東CWでの3頭併せで1頭にハナ差遅れ
VTRで見ると小気味良い動きをしていたが
アタマが高く若干太めに移りました。
輸送を考慮しての事かもしりませんがちょっと気になります。
ケイティープライド、クランモンタナは
気配は良いがそこまで強調できる動きもありませんでした。
ヴォージュ、スピリッツミノルは
反応が鈍く動きも重たく見え
追い切り本数が足りない印象をうけました。
まとめ
追い切りから推奨したいのはフェルメッツァ
バンドワゴン
ストロングタイタン
特にフェルメッツァは追い出してからの伸びが素晴らしく
かなり状態は良いと感じました。
バンドワゴン、ストロングタイタンも
前走から上積みが感じられる動きでしたし
上位争いに加わってくる可能性は高そう
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