北九州記念2017、追い切り診断、A評価は2頭
ラジャカジャです。
北九州記念2017に出走予定の馬の
追い切り診断をしていきたいと思います。
その前にちょっと競馬小話
先週1年ぶりにレース復帰した三浦皇成騎手ですが
12鞍騎乗して3勝3着3回という期待以上の結果を残しました。
1番人気馬に1度も騎乗していませんでしたし
エルムステークスでも8番人気のドリームキラリに乗って
単騎逃げを打って3着と見せ場を作りました。
1年も騎乗できなかったわけですから本人も
溜まっているものがあったのかもしれませんが
まさに気迫のこもった騎乗だったと思います。
今週は新潟で土日合わせて9鞍の騎乗
引き続き注目していきたいと思います。
その新潟で今週からレース復帰するのが田辺裕信騎手
7/1の福島11Rで落馬し左足くるぶしを剥離骨折。
それからわずか1ヶ月半での戦線復帰になりますが
先週に復帰するプランもあったくらいなので
体調面は全く問題ないと考えていいでしょう。
今週は土日で5鞍とやや控えめな騎乗数ですが
いずれのレースも人気上位になりそうな馬に騎乗しているので要注目。
現在関東リーディングで3位に付け
来週札幌で行なわれる2017ワールドオールスタージョッキーズに
出場が決定しているので
景気付けに1つ2つ勝利を挙げておきたいところ。
ただ今週1番の話題といえば
香港のJ・モレイラ騎手の騎乗でしょう。
昨年も単騎免許を取得して来日しましたが
札幌で8/13(土)~8/28(日)の3週間(6日間)と短い期間ながら
17勝(17-12-7-17)を挙げました。
香港ではその圧倒的な強さから「マジックマン」「雷神」の相性で
呼ばれていますがまさにその名の通りの活躍でした。
因みにこの時札幌リーディングを獲ったのがルメール騎手で
18勝(10日間の騎乗)でしたから
如何にこの数字が凄いのかが分かります。
今週は土日で20鞍に騎乗予定で
(そのうち7鞍は堀厩舎所属の馬)
いずれも人気上位に支持されそうな馬ばかりなので
今回は一体何勝するのか固唾を呑んで注目してみたい。
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北九州記念2017 追い切り診断
最終追い切りでの調教時計と調教VTRから独自の目線でABC順に評価しています。
A評価:
状態の良さそうな馬、前走から上積みがありそうな馬
B評価:
時計、動きとも悪くないけど特別良くも見えなかった馬
C評価:
動きに覇気がなく調子がイマイチなのでは?と思う馬
A評価:
エイシンブルズアイ
ミッキーラブソング
B評価:
アクティブミノル
アルティマブラッド
オウノミチ
キングハート
ダイアナヘイロー
ダイシンサンダー
ツィンクルソード
トウカイセンス
ナガラオリオン
ナリタスターワン
バクシンテイオー
ファインニードル
プレイズエターナル
ポメグラネイト
ラインスピリット
ラヴァーズポイント
C評価:
該当馬なし
今回は一変する可能性アリ エイシンブルズアイ
昨年のオーシャンステークスを制して以来7戦続けて着外のエイシンブルズアイ
最終追い切りは栗東坂路での単走追い
4F51秒9-1F12秒4の好時計をマーク
1週前追い切りでも4F52秒4-1F12秒5を出していますし
2週続けて負荷をかけた追い切りをしているので
これだけでも調子の良さが伺えます。
実際VTRで動きを見ても
走るフォームにブレがなく一定のリズムで最後まで走っていましたし
クビを上手く使って力まずに走れているので
状態はかなり良いと感じます。
近走冴えませんがメンバー的に抜けた馬はいませんし
チャンスは十分あると思います。
休み明けも好仕上がり ミッキーラブソング
前走から約半年ぶりのレースとなるミッキーラブソング最終追い切りは栗東坂路での2頭併せ
一杯に追われている馬に対し馬なりのまま併走し
最後追われると加速して1馬身半ほど先着
休み明けの割には動きが素軽くて反応が良い。
バランスも悪くない。
若干脚元がバラつくシーンも見られたが
許容の範囲内という感じ。
あまり追い切りで印象に残る馬ではなかったのですが
今回は素直に「いいな」と思える仕上がりに感じます。
休み明けで勝利した過去もあるので
いきなり好走しても不思議ない。
疲労が残っている印象 アクティブミノル
1週前追い切りではまずまずの動きをしていたアクティブミノル最終は栗東CWでの単走追い
6Fから馬なりで追われて最後だけ少し追うという軽い内容で
6F82秒5-1F12秒0の時計をマーク
前走は最終追い切りも坂路でやっていましたが
今回はCWに変えてきました。
VTRで動きをチェックしてみても
躍動感がなく追っても反応が薄いので
疲労が溜まっている印象
今回はちょっと厳しいか
動きはまずまず ファインニードル
前走1600万を快勝したファインニードル最終は栗東坂路での単走追い
終いだけ強めに追って4F54秒9-1F11秒8の時計をマーク
1週前追い切りで51秒8-11秒9の好時計を出しているので
最終は調整程度の動きという感じ。
VTRで動きを見ると力強さはあるがバランスがやや悪い。
最後の方はモヤで見えづらくなったが
鞍乗の指示に素早く応えていたので状態そのものは良いと感じる
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その他の馬は・・・
今回小倉に滞在して調整している馬が3頭ダイアナヘイローは現在3連勝で武豊騎手が騎乗ということで
人気になりそうですが
最終は小倉の芝コースで単走追い
何となく動きがぎこちなくて窮屈そうに見える
追ってもそれほど伸びた感じもせず
VTRを見る限りは評価はできない。
レースに行って変わるタイプなのかもしれないが・・・
キングハートも最終は小倉芝コースでの追い切り
水曜はキャンター程度の動きに止め
木曜日に半マイルから終いだけ軽く追って5F68秒3-1F11秒2の時計をマーク
小倉に輸送する時にお盆の交通渋滞で23時間半かかったらしいですが
馬は疲れも見せずにキビキビとした動きを見せていました。
3戦して1勝2着2回と相性の良い小倉コースを狙っての参戦で
こちらはそれなりに勝負気配は高そう。
昨年のこのレースの勝ち馬バクシンテイオーも小倉での滞在競馬
昨年の同じような調整方法をして勝利したので好感が持てる。
VTRで動きを見ても気迫のこもった走りをしていて
時計も悪くないが終始右手前で走っていたのは気がかり。
ナガラオリオンは時計も良いし
走りにも安定感はあったが舌を出していて
集中力を欠いている印象
芝レースに挑戦してきたポメグラネイトは
動きだけは良いと感じた。
まとめ
追い切りで良いと感じたのはエイシンブルズアイ
ミッキーラブソングの2頭
特にエイシンブルズアイはここ数戦で1番状態がいいと感じるほどの出来だと思います。
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