阪神ジュベナイルフィリーズ2017、追い切り診断、A評価は4頭
ラジャカジャです。
今日は阪神ジュベナイルフィリーズ2017に出走予定の馬の
追い切り診断をしていきたいと思います。
追い切り診断に行く前にちょっと競馬小話。
今年もあと残り僅かとなりましたが
先週の時点での騎手&調教師リーディング上位5傑は以下の通り。
騎手
1位 C・ルメール 183勝
2位 戸崎圭太 166勝
3位 M・デムーロ 165勝
4位 福永祐一 109勝
5位 和田竜二 90勝
調教師
1位 池江泰寿 57勝
2位 藤原英昭 51勝
3位 角居勝彦 50勝
4位 矢作芳人 45勝
5位 国枝栄 45勝
騎手リーディングは現在トップのルメール騎手が1位 C・ルメール 183勝
2位 戸崎圭太 166勝
3位 M・デムーロ 165勝
4位 福永祐一 109勝
5位 和田竜二 90勝
調教師
1位 池江泰寿 57勝
2位 藤原英昭 51勝
3位 角居勝彦 50勝
4位 矢作芳人 45勝
5位 国枝栄 45勝
先週8勝を積み重ねて2位以下に17勝以上の差をつけ独走態勢。
今週も阪神ジュベナイルフィリーズで1番人気が確実な
ロックディスタウンに騎乗するなど
有力馬への騎乗が続きますのでもうほぼ決まりかなと思います。
4連覇を狙う戸崎騎手にとっては厳しい状況に追い込まれました。
ただ戸崎騎手もリーディングに並々ならぬこだわりを持っているので
今週、来週でどこまで勝ち星を重ねられるか注目です。
M・デムーロ騎手もリーディングの座を諦めていません。
先週チャンピオンズカップの騎乗を断って阪神で騎乗したのはそのためでしょう。
実際土日で6勝の固め打ちを見せましたがルメール騎手がその上を行ってしまいました。
今週は日曜は香港で騎乗ですからルメール騎手との差は開く一方で
「時既に遅し」といった感じです。
もうよほどの事がない限りルメール騎手のリーディングは確実でしょう。
ルメール&M・デムーロの二人がJRAの騎手になった時から
いつかはリーディングを取る日が来ると思っていましたが
いよいよ現実となりそうです。
おそらくこの先数年はこの2人によるリーディング争いが続くと思いますし
今後新たな外国人騎手がJRA専属騎手にならないとも限らないので
(個人的にはC・デムーロ騎手もそのうちJRA騎手試験を受けると思っています)
日本人騎手がリーディングジョッキーになるのは今後厳しいと思います。
調教師リーディングは池江泰寿調教師が2勝を積み重ねトップを堅持。
藤原英昭調教師も先週は2勝挙げましたが
追いつくには厳しい状況。
こちらもこのまま池江泰寿調教師がリーディングを獲得する公算が高そう。
またリーディングとは別の話ですが
来年2月で定年を迎える調教師の動向にも注目したい。
関西では以下の調教師たちが来年2月で定年を迎える予定
岩元 市三
加藤 敬二
佐藤 正雄
福島 信晴
目野 哲也
先週のチャンピオンズカップでは目野厩舎所属のケイティブレイブが
「引退間際の調教師にJRAでの初のGIを手に出来るか」と話題になりましたが
引退前に有終の美を飾らせようと厩舎一団となって馬を仕上げるという風潮は昔からあります。
その観点から見ていくと上記の5調教師の中で注目なのは
岩元 市三調教師でしょう。
テイエムオペラオーに当時まだ騎手5年目の若手だった和田 竜二騎手を主戦騎手にして
デビュー~引退までこのコンビで戦いGI7勝を挙げました。
そんな男気のある調教師ですが現在通産勝利数が496となっており
区切りの500勝に手が届くところまで来ています。
当然厩舎スタッフもこの記録は意識するでしょうし
「何とか先生(調教師)が定年するまでに達成させよう」と
厩舎一団となって馬を仕上げていくはずです。
現に先週1勝を挙げていますしその動きはもう始まっていると思うので
人気上位に支持されている岩元厩舎の馬がいたら
積極的にアタマで買ってみるのも手だと思います。

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追い切り診断
最終追い切りでの調教時計と調教VTRから独自の目線でABC順に評価しています。
A評価:
状態の良さそうな馬、前走から上積みがありそうな馬
B評価:
時計、動きとも悪くないけど特別良くも見えなかった馬
C評価:
動きに覇気がなく調子がイマイチなのでは?と思う馬
A評価:
ソシアルクラブ
モルトアレグロ
ラッキーライラック
マドモアゼル
B評価:
リリーノーブル
ノーブルアース
グリエルマ
サヤカチャン
トーセンブレス
マウレア
モズスーパーフレア
ラスエモーショネス
ラテュロス
C評価:
ロックディスタウン
コーディエライト
サウンドキアラ
トーセンアンバー
母の偉業にどこまで近づけるか ソシアルクラブ
追い切り診断でA評価としたのは4頭なかでも1番の動きだったのがソシアルクラブ
栗東CWでの2頭併せで最後まで馬なりでしたが
しっかり折り合っていてストライドの伸びも十分。
追えばいくらでも伸びそうな雰囲気でしたし
1週前追い切りの動きも合わせてみると馬はもう仕上がっている感じ。
母ブエナビスタもこのレースを勝って名牝への道を築いていきましたから
この馬も母と同じ道を辿れるか注目。
抽選に突破しないと出れない可能性もありますが
出てくれば上位争いは確実と思います。
美浦組ではモルトアレグロが最も動きが目立っていました。
南Wでの3頭併せで先着。
追ってからの伸びが秀逸で迫力ある動きでした。
多少アタマの位置が高いようにも見えましたが
それ以上に馬の活気ある動きを評価したい。
人気上位に支持されそうなラッキーライラックは栗東CWでの3頭併せ。
ラスト軽く追っただけでしたが2頭に2馬身以上の差をつけてゴール。
非常にリラックスした走りでストライドの伸びもまずまず。
走法からすると距離はもっとあった方が良さそうに思えますが
素軽い動きでしっかり仕上げて来た印象。
マドモアゼルは美浦南Wで併せ馬。
ゴール地点では1馬身程遅れを取っていましたが
その後も併せて追いつくところまでやっていたので
問題はないでしょう。
走る時のバランスが良くストライドの伸びも十分。
追い切りを見る限りケチをつける部分は全くなく
よく仕上がっていると感じます。
早熟な感じもしますので今がピークかもしれません。
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動き重たい ロックディスタウン
対してあまり良いと思えなかったのがロックディスタウン最終追い切りは美浦南Wでの併せ馬。
直線で1馬身追走から強めに追われたが追いつけず半馬身差の遅れ。
併せた馬は手を緩めていたにもかかわらず追いつけなかったのはマイナス。
時計は4F52秒4ー12秒9とまずまずでしたが
馬場の真ん中を通ってのものなのでそこまで強調できる数字でもありません。
1週前追い切りはまだ評価できる内容でしたが
最終追い切りは評価を落としたいと思います。
1番人気が確実な馬ですが危険な香りが漂っています。
またこちらも人気上位に支持されそうなコーディエライトですが
最終追い切りは栗東坂路での単走追い。
鞍乗がステッキを何度も入れて馬を促していましたが
あまり反応せずストライドの伸びもイマイチ。
迫力に乏しい動きで評価はできない。
その他の馬は可もなく不可もなくといった感じ。
まとめ
追い切りから推奨したいのはソシアルクラブ
モルトアレグロ
ラッキーライラック
マドモアゼルの4頭
いずれも良く仕上がっており力を十分に発揮できる状態だと思います。
ソシアルクラブは抽選対象なので何とか突破して出走してほしいが・・・
1番人気が確実なロックディスタウンはネットでの情報を見てみると
結構人気を集めそうですが追い切りを見る限り
仕上がりは微妙ですし馬の素質と
ルメール騎手の手綱捌きでどこまでやれるか?という感じに見えます。
個人的には抽選を突破できたらソシアルクラブが面白いなと思っていますが
有力馬の1頭だったベルーガが出走回避するなどあり
下手をすればこの馬が3番人気になる可能性も出てきたので
「馬券的な妙味がどこまであるのか」も含めて
実際のオッズが出てからじっくり軸馬選びをしていきたいです。
最初は単純に「ロックディスタウンの相手探しかな」と思いましたが
意外と荒れそうな感じもしてきました。
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