ラジャカジャの逆噴射ブログ2

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追い切り診断

有馬記念2017、追い切り診断、A評価は5頭、キタサン、シュバルは可もなく不可もなく

ラジャカジャです。
今日は有馬記念2017の追い切り診断について書いていきたいと思います。
今年も残すところあと10日あまりとなりました。
競馬をやっていると毎週毎週があっという間に過ぎていくので
余計に月日が経つのが早いと感じます。
去年の有馬記念でサトノダヤモンドがゴール寸前で
キタサンブラックを差し切って勝ったシーンは今でも
脳裏に焼きついていますが、もう一年も前の事なんですね。

これまで現役最強を誇っていたキタサンブラックもいよいよ引退。
前走でキタサンを破ったシュヴァルグランや
3歳馬で勢いのあるスワーヴリチャードなどがいますが
昨年の勝ち馬サトノダイヤモンドや中山巧者ゴールドアクター、
今年の3歳クラシックを制した
アルアイン、レイデオロ、キセキなどは揃って出走回避しており
メンバー的にやや盛り上りに欠ける印象のある今年の有馬記念。

それでもキタサンブラックが最後も勝って優秀の美を飾るのか
それとも別の馬が勝って主役交替を告げるのか
メンバーが低調と言われながらもやっぱり興味が尽きない有馬記念です。

いすれにしても状態面がしっかり整っていないと
勝負にならないのでその辺りを
JRAのレーシングビュアーに載っている調教映像を見ながら
ジャッジしていきたい。


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追い切り診断

最終追い切りでの調教時計と調教VTRから
独自の目線でABC順に評価しています。

A評価:
状態の良さそうな馬、前走から上積みがありそうな馬
B評価:
時計、動きとも悪くないけど特別良くも見えなかった馬
C評価:
動きに覇気がなく調子がイマイチなのでは?と思う馬

A評価:
スワーヴリチャード
クイーンズリング
サウンズオブアース
サトノクロニクル
ヤマカツエース
B評価:
キタサンブラック
サクラアンプルール
サトノクラウン
シャケトラ
シュヴァルグラン
ミッキークイーン
ルージュバック
C評価:
カレンミロティック
トーセンビクトリー
レインボーライン

カレンミロティック

栗東坂路での単走追い。
4F52秒3-13秒1と時計は平凡
最初はバランスが悪かったが追い出されると
ストライドが伸びてバランスも良くなっていました。
ただラスト13秒台もかかっていることを踏まえると
ピークの頃と比べて出来はかなり落ちると思います。

キタサンブラック

栗東CWでの2頭併せ。
終始馬なりでラストも軽く追った程度。
半馬身程先着しましたが個人的にはもっと負荷を掛けた調教をしてくると
思っていたので意外な感じでした。
(ジャパンカップ後に清水調教師が有馬は目一杯に仕上げるというような事を
コメントされていたので)
追い出されてからの反応はまずまずでしたが
本当に軽く促しただけだったので状態がいいのかどうかは判断しかねます。
6F86秒1-12秒4という時計も遅いですし
本当に順調に来ているのかな?」と感じる部分もアリ。
ただ調子落ちしているとも感じませんし
追い切りの本数自体はジャパンカップの時より多いですから
出来自体は前走と同じかやや上と見ることもできます。

クイーンズリング

栗東CWでの3頭併せ
終い軽めに追われてアタマ差先着。
1週前追い切りで負荷を掛けたので
最終は調整程度の動きでしたが
素軽い動きでストライドの伸びもあるので
こちらは状態が良さそう。
人気はないと思いますがルメール騎手が騎乗するのが魅力。
内枠に入れれば案外やれるかもしれません。

サウンズオブアース

栗東CWでの2頭併せ。
カーブに入ったあたりから馬を促し
直線に入ると強めに追われてムチを入れるなど
本番さながらの追い切りを披露しました。
当然併せた馬は相手にならず早々に置き去りにされました。
いかにもGIに向けて目一杯仕上げましたという感じの
好感持てる追い切りでした。
重賞未勝利馬ですが昨年のジャパンカップで2着していますし
中山コースに関しても有馬記念や日経賞で2着した実績があるので
小回りコースもいけるタイプ。
ここ2戦は二桁着順なので人気はないと思いますが
この馬も内枠に入れれば上位争いも可能な一頭だと思います。

サクラアンプルール

美浦坂路2頭併せ。
終い軽く追われて1馬身近く先着。
時計は平凡でしたが馬体のブレはなくバランスのいい走り。
走りに関しては特に気になる所はなく順調にきている印象。
ただいつもは南Wで最終追い切りをするのですが
今回は何で坂路だったんだろ?というのはある。

サトノクラウン

栗東ポリトラックコース2頭併せ。
1週前追い切りに続いてポリトラックコースでの追い切り。
このことから見ても脚元の疲労はまだ抜け切れていない印象。
動き自体は1週前追い切りより素軽くなっているが
この馬を評価するためにはもう少し強調材料が欲しい。

サトノクロニクル

同じサトノでもこちらの方が好調さが感じられました。
栗東CWでの2頭併せ。
馬なりで直線に入ると鞍乗の合図に即座に反応。
十分に伸びたストライドを披露してパートナーに楽々先着しました。
前走のチャレンジカップで重賞制覇し勢いはありますが
実績的には2枚くらい格落ちする馬。
3歳馬なので斤量の恩恵があるのと
状態の良さでどこまで上位に食い込めるかでしょう。

シャケトラ

栗東坂路での単走追い。
ラストは強めに追われて4F54秒4-12秒0の時計をマーク。
脚元の着地ポイントがズレておりバランスはイマイチですが
追い出してからのストライドの伸びは十分で
迫力も感じられる追い切りでした。
状態そのものはレースを使われながら上昇してきている印象。
悪くないと思う。

シュヴァルグラン

栗東坂路での2頭併せ。
併せた馬が途中から外ラチに沿って走るようになってしまい
途中から単走追いのようになってしまいました。
終いは強めに追われて4F54秒0-12秒9の時計をマーク。
1週前に目一杯追っているので最終は調整程度の動きかなと思いましたが
意外と負荷を掛けた追い切りをしてきました。
動き自体は悪いものではないですがジャパンカップの時は
1週前で完全に仕上がっていて最終はそれをキープするための調整程度の動きでしたから
それと比べると今回はそこまで仕上がっていないように感じます。
個人的には中山よりも東京とか京都とか直線の長いコース向きという感じがしますし
この秋はジャパンカップを最大目標に仕上げて来た馬ですから
出来は前走より上とは考え難い。

スワーヴリチャード

栗東CWでの2頭併せ。
終始馬なりでしたが併せた馬はついていけずズルズルと後退し2馬身先着。
1週前追い切りでほぼ仕上がっており
最終は調整程度の動きでしたが動きも素軽くバランスのいい走りで
状態の良さは十分感じられる動きでした。
もう完全に仕上がったと考えていいでしょう。
あとは能力が足りるのか?という事と
小回りコースは対応できるのか?という事だけだと思います。
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トーセンビクトリー

栗東坂路での2頭併せ。
終始馬なりで折り合い重視の調教。
最後まで併せたまま併入。
最後くらいは軽くでもいいから追い出して欲しかった。
とてもGIに向けて仕上げたと言える内容ではないでしょう。
出走できるから使っちゃおうっていう感じ?

ミッキークイーン

栗東坂路での2頭併せ。
最後まで馬なりのままゴール。
特別良いとも感じませんでしたが
休み明けを叩かれて状態は良化していると考えていいでしょう。

ヤマカツエース

栗東CWでの単走追い。
最初は馬なりで頭の位置も高めでしたが
直線に入って促すと即座にギアチェンジ。
ストライドの伸びは十分で迫力満点の追い切りでした。
6F83秒0-11秒6と時計もいいですし
1週前追い切りから格段に上昇してきた感じ。
中山適性もありますしこれは期待できる仕上がり。

ルージュバック

美浦南W3頭併せ。
終始馬なりでしたが馬の走りたい気持ちが前面に出ていて
元気いっぱいの走り。
前走は大敗しているが出来落ちしている印象はありません。
2走前にオールカマーを勝っていますが
この馬のベストは東京1800mと思っていますので
やっぱり有馬記念は適正外かなぁという思いは拭えません。
少なくともミッキークィーンより先着するイメージが沸かない。

レインボーライン

栗東坂路での単走追い。
終始馬なりで4F60秒5-12秒9の時計が示すように
負荷はまったく掛かっておらずただ流した程度の追い切り。
疲労が残っているのか分かりませんが
最終追い切りでここまで軽い内容となると
評価は下げざるを得ません。

まとめ

追い切りから推奨したいのは
スワーヴリチャード
クイーンズリング
サウンズオブアース
サトノクロニクル
ヤマカツエースの5頭

特にスワーヴリチャードはピークの出来にあると思います。
GI勝ちはありませんが
ダービーで接戦を演じたレイデオロがジャパンカップで
キタサンブラックに先着していますから
この馬も通用する可能性は十分にあると思います。
それに輪を掛けて今年GIで勝ちまくっているM・デムーロ騎手が鞍乗ですから
人気になるのは間違いないでしょう。
対してキタサンブラック、シュヴァルグランは
あくまでも個人的な見方ですがそこまで良いとも思いませんでした。
ただ悪いとも思いませんでしたのでこれまで通りの力は発揮できそうなだという印象。

先週の中山の馬場は前残りが顕著だったので
やっぱりキタサンは外せないかなという印象。
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