フェアリーステークス2017、出走予定、今年も波乱が起きそうなメンバー
ラジャカジャです。
今日は8日に中山競馬場で行なわれる3歳牝馬のマイル戦
フェアリーステークス2017を見て行きたいと思います。
昨年は3番人気→10番人気→7番人気の順で決まり
馬連56倍、三連複153倍、三連単792倍となかなかの高配当でした。
このレースは5年連続して二桁人気の馬が連対を果たすなど
波乱傾向の強いレース。
今年も波乱となるのか?それとも堅く収まるのか?
しっかり見極めて馬券を買って行きたい。
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目次
出走予定馬まとめ
出走予定馬
登録してきたのは全部で28頭。馬名と斤量、騎乗予定騎手は以下のとおり。
28頭もいるので1頭1頭見ていくのは少々大変ですが
漏れのないようにしっかり見ていきたいと思います。
アエロリット
クロフネ産駒 2戦1勝
新馬戦は東京芝1400mで好スタートを切って2番手で折り合うと
直線は楽な手応えのまま先頭に立ち、そのまま押し切り勝ち。
2戦目のサフラン賞でも好スタートから2番手に位置をとって競馬していましたが
途中からかかり気味に前に来たアンバーミニーに競りかけられる形となり
それに釣られてこの馬も行きたがる素振りをみせました。
その後鞍乗の指示ですぐに折り合いをつけて
直線では先頭に立ってそのまま押し切るかに見えましたが
ゴール直前でトーホウアイレスの強襲にあってハナ差の2着に敗れました。
ただ3着以下には2馬身以上の差をつけていますし
能力のあるところは示したといえるでしょう。
スタートが良い馬ですし折り合いもすぐにつくので操縦がしやすそうな馬。
前走で中山のマイルにも対応できることが分かりましたし
このメンバーでも好勝負が期待できる1頭。
アピールバイオ
ネオユニヴァース産駒 6戦1勝
昨夏の福島で新馬戦に出走し、逃げて後続に8馬身差をつける圧勝を演じました。
続く新潟2歳Sでも単騎で逃げる戦法に出て最後は切れ味のある馬に交わされたものの4着に粘りました。
その後もサフラン賞3着、アルテミスS4着、赤松賞3着と好走。
スタートがそれほど上手い馬ではないので
毎度押して押してハナを奪いに行くパターンですが
それでハナを奪って逃げればしぶとさを発揮するタイプです。
前走の葉牡丹賞は11着と初めて惨敗しましたが、これは距離が長かったことと
うまく先手を奪えなかったことが敗因でしょう。
やはり自分でハナを切ってマイペースの逃げに持ち込んでこそ
持ち味が活きると思うので今回は何が何でもハナを奪いに行くのでは?と思います。
距離が1600mに短縮するのはプラス材料ですし、」
展開次第ではアタマはなくとも2,3着ならあって不思議ないでしょう。
アマノガワ
メイショウボーラー産駒 4戦1勝
前走の赤松賞では直線が壁になるなどして進路を確保するために
外に出す等、距離ロスのある競馬でしたが完全に力勝負に負けた印象でしたので
現状重賞レースではちょっと荷が思いと思います。
中山コースは相性が良いですがそれでもここではちょっと厳しいかなと思います。
アルミューテン
スクリーンヒーロー産駒 3戦1勝
前走の葉牡丹賞では果敢にハナを奪って逃げたものの
残り200mでスタミナが切れシンガリ負けでした。
アイビーSのように後方で脚を溜める競馬よりは
新馬戦を逃げて勝っているように思いきって逃げたほうが
タイプとしてはいいかもしれませんが現時点で重賞で上位争いできるレベルにはなさそう。
キャスパリーグ
ディープインパクト産駒 5戦1勝
新馬戦は鮮やかな差し切り勝ちを決めましたが
ここ3戦は追って届かず2着という競馬が続いています。
右回りだとディープインパクトの子らしい瞬発力を活かした切れを見せますが
左回りだとジリジリとしか伸びないので
右回りでしかも距離が200m延長されるのはこの馬にとって好材料だと思います。
追ってからの脚は堅実ですからここでも凡走はしないと思いますが
正直勝ちきるまでには能力的な部分で足りない感じがします。
「案外また2着」という感じがしないでもない
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キュイキュイ
ハービンジャー産駒 2戦1勝
2歳上の兄にヤングマンパワーがいる血統。
昨夏の福島で行なわれた新馬戦は単勝1.9倍の圧倒的支持を得ながら4着に敗退。
好位の4番手で競馬し、内で脚を溜めて4コーナーでも手応えに余裕がありましたが
追ってから伸びがイマイチでした。
続く2戦目は東京での未勝利戦。
ここでも1番人気に支持されていましたが道中は中段で競馬し
直線は1番外を回って長く良い脚を使っての差し切り勝ちでした。
この2戦を見ると左回りの方が競馬がスムーズに出来ているので
果たして中山コースはどうか?というところ。
コーラルプリンセス
クロフネ産駒 3戦2勝
兄弟に2011年新潟大賞典を制したセイクリッドバレーがいます。
アルテミスSではスタートで出遅れてしまい最後方からの競馬。
直線では外からよく伸びてきましたが位置取りの悪さもあり8着でした。
前走の赤松賞では中段やや後方で競馬し、
直線ではシンボリバーグとの激しい叩き合いを制して2勝目を挙げました。
今回は初の右回りで直線の短い中山コースなので
どう立ち回るかがポイントになりそう。
力量的にはここを勝っても何ら不思議ないと思う。
ゴールドアピール
ベーカバド産駒 2戦1勝
東京芝1600mで行なわれた新馬戦は直線で力強く伸びて来て
勝てそうな勢いでしたが残り200mで失速して3着という結果でした。
それを踏まえて前走はダートながら1200mに出走して快勝したので
重賞に挑戦するからとは言え1600mのレースは長いでしょう。
サクセスライン
トーセンファントム産駒 1戦1勝
新馬戦は中山ダートの1200mを使って勝利。
直線で早めに先頭に立って押し切った形ですが
最後は2着馬にハナ差まで迫られるなど薄氷の勝利で
正直距離が1600mに伸びるのはプラス材料とは言えない。
芝については走ってみないと分からない。
サルサディオーネ
ゴールドアリュール産駒 2戦1勝
新馬戦は京都の芝1800mでしたがスタートから終始後方で競馬し
見せ場らしい見せ場がないまま13着に惨敗。
それがダートに変わった前走ではスタートからハナを奪う等
行きっぷりがまるで違うので明らかにダート向きの馬でしょう。
ジャストザマリン
ディープブリランテ産駒 2戦1勝
東京芝1400mで行なわれた新馬戦は好位の4番手から
直線力強く伸びて差し切り勝ち。
残り400mまで追うのを我慢するなど見た目以上に余裕の勝利。
因みにこの新馬戦で2着~4着だった馬は次走で未勝利戦を勝ち上がっているので
かなりメンバーレベルの高かった新馬戦と言えます。
そして前走はGI阪神JFに出走して16着という結果でした。
まあ流石にあのメンバーではこの結果も仕方ないでしょう。
今回は仕切り直しの一戦。
このレースでこの馬の力量がおおよそ分かるでしょう。
シンボリバーグ
ダイワメジャー産駒 2戦1勝
前走の赤松賞では勝ったコーラルプリンセスとの叩き合いに敗れましたが
十分に見せ場は作りました。
今回は鞍乗が戸崎騎手に強化され勝負気配もそれなりに高く感じます。
ダイワメジャー産駒なので中山へのコース替わりは
むしろプラスな印象がしますし、
昨年の2歳GIを総なめした藤沢和厩舎ですから
ここを勝って更に勢いを増す可能性もありそう。
スズカゼ
ディープブリランテ産駒 5戦1勝
前走は阪神JFに出走して10着に大敗。
福島の芝1200mで勝っている様にマイルというよりは
スプリント路線で使ってみた方がいいような気がします。
スノードーナツ
パイロ産駒 5戦1勝
これまで1000m~1200mを中心に使われてきた馬。
マイルは未知数な上OP特別で二桁着順を喫しているレベルなので
ここは厳しいと言わざるを得ない。
ツヅク
マツリダゴッホ産駒 2戦1勝
中山芝1800mで行われた新馬戦を逃げ切り勝ち。
前走のアルテミスステークスも逃げの手に出るなど
スタートには定評のある馬。
今回もハナを切る可能性大でマイペースの逃げに持ち込めるかがカギでしょう。
力量的には3着くらいならあっても良さそうな感じ。
ニシノアモーレ
コンデュイット産駒 1戦1勝
昨夏の新潟で行なわれた新馬戦に出走。
9番人気という低評価ながら上がり3F33秒9の猛時計をマークして
2着以下に4馬身差をつける圧勝劇でした。
まあレベルのよく分からない新馬戦でもあるので
この結果を鵜呑みには出来ないが出てくれば注目したい一頭。
ただ今回はそのレース以来久々になるので状態が気になるところ。
パフォーム
マツリダゴッホ産駒 6戦1勝
未勝利を脱出するまでに4戦を擁し
その後のレースでは15着、6着と馬券圏外になっているように
重賞レースでは明らかに格下といっていいレベルの馬。
ハーツブライト
ハーツクライ産駒 2戦1勝
前走の葉牡丹賞では好位の4番手で競馬するも
勝負ところの4コーナーで置いていかれ
直線は少し盛り返すも最後は失速という感じの競馬。
2000mは少し長い印象だったのでこの距離短縮はプラスだと思うものの
レベル的にどうかなと思う。
ヒストリア
ハーツクライ産駒 2戦1勝
前走のアルテミスステークスは7着という結果も
直線はこの馬なりに伸びて来てはいました。
中山で行われた新馬戦も最後の坂で猛追して差し切り勝ちしたので
坂のあるコースの方が持ち味が活きるかもしれません。
ただレベル的にここではどうかな?という感じ。
ブラックオニキス
ブラックタイド産駒 8戦2勝
昨年の6月にデビューしてから既に8戦のキャリア。
夏場に休みなく使われて札幌2歳Sで2着という実績がありますが
2ヶ月休みを入れて使った重賞戦で8着、12着とパフォーマンスが落ちています。
まあ輸送による影響もあったかもしれないので
その分ここでは見直せるかもしれませんが
使い詰めで上積みは期待できない感じ。
ポンポン
ブラックタイド産駒 8戦1勝
この馬も半年で8戦するなど休みなく使われてきた馬。
1200mで勝っているように距離はもっと短い方がいいと思う。
先行してどこまで粘れるか?という競馬になるでしょうが
重賞で上位争いできるレベルではないでしょう。
ミッシングリンク
ヴィクトワールピサ産駒 4戦1勝
前走の未勝利戦では好位の4番手から直線力強く抜け出して
2着以下に2馬身以上をつける完勝でした。
ただ東京コースで3戦して1勝2着1回3着1回なのに対し
中山は1戦して着外(8着)という成績なので
現状は結果の出ている左回りの方がいいでしょう。
メローブリーズ
スクリーンヒーロー産駒 4戦2勝
昨夏の函館でデビュー。
新馬勝ちしたあと函館2歳Sで4着と好走。
3ヵ月の休養を挟んで挑んだアルテミスSでは14着と大敗を喫するも
前走の500万下で差し切り勝ちし2勝目を挙げました。
前走を見る限り距離が1600mになっても対応できそうですが
アルテミスSでは最初中段あたりで競馬していたのにズルズルと位置を下げ
直線を向いた時点で後方から3番手という位置でしたので
重賞の速いペースについていけない感じでした。
中山の方が案外合うかもしれませんが正直やってみないとわからない。
モリトシラユリ
クロフネ産駒 4戦1勝
デビューから3戦して芝を使って未勝利。
そこでダートに路線を替えた前走で4馬身差をつける圧勝でしたので
明らかにダートの方がいいでしょう。
ライジングリーズン
ブラックタイド産駒 2戦1勝
前走のアルテミスステークスは後方で足を溜めるも
全く伸びず13着に大敗。
新馬戦は中山コースで勝っているのでコース替わりはいいでしょうが
レベル的にここで通用する感じがしない。
ライズスクリュー
トーセンホマレボシ産駒 5戦1勝
南関東の浦和で2戦したあと中央に転厩。
以降3戦するも馬券に絡めず苦戦が続いています。
まあ抽選で出れたとしても馬券圏内は厳しいでしょう。
ラーナアズーラ
パイロ産駒 4戦1勝
前走のつわぶき賞ではキャスパリーグと0.1差
2走前の赤松賞でも勝ったコーラルプリンセスと0.1差と
今回出走してくるメンバーの有力ところと差のない競馬を続けてしています。
いずれのレースも上がり3Fはメンバー最速の時計を出していますから
ハマれば怖い1頭。
ワカコマタイヨウ
トーセンファントム産駒 3戦2勝
南関東の大井で2連勝したあと中央へ転厩。
前走は500万下で8着という結果から
重賞では実力不足と考えていいでしょう。
まとめ
出走予定馬を全頭ざっと解説してみましたが「馬券圏内は堅そうだな」という感じで見ているのはアエロリット
一発ありそうだなというのがシンボリバーグ、コーラルプリンセス
人気になってコケそうだなと思うのがキャスパリーグ
そんな印象を受けました。
3着候補ならば結構いそうな感じですので今年も波乱が起きそうな感じを受けます。
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