シルクロードステークス2017、出走予定、混戦必至で難解なレース、カギは逃げ馬と牝馬
ラジャカジャです。
今日は29日(日)に京都競馬場で行われる短距離戦
シルクロードステークス2017を見ていきたいと思います。
過去10年のレースデータを調べると
1番人気は2勝2着1回と信頼度は低め。
牝馬の好走が顕著で3勝2着1回3着3回と頻繁に馬券に絡んでいます。
脚質的には逃げ・先行馬が有利で過去10年で5回逃げた馬が連対しています。
またここ6年連続して二桁人気の馬が馬券に絡んでおり
波乱度の高いレースと言えそう。
今年も荒れるのか?それとも堅いのか?
出走予定馬をじっくり見ながら狙える馬を探して行きたいと思います。
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目次
出走予定馬まとめ
出走予定馬
登録してきたのは14頭フルゲートは16頭なので全馬出走可能です。
馬名と斤量、騎乗予定騎手は以下のとおり。
人気は前走京阪杯を勝ったネロ
スプリンターズステークスで3着したソルヴェイグ
昨年のこのレースの勝ち馬ダンスディレクター
あたりでしょうか。
逃げ馬が好走しているデータを重視するなら
近走は不振も単騎で逃げればしぶといローレルベローチェ
あたりも注目したいところ。
例によって全馬解説していきたいと思います。
アースソニック
2013年の京阪杯を勝って以来3年以上も勝ち星から遠ざかっていますし、
年齢も8歳となりましたがまだまだ重賞で上位に食い込める力を持ってます。
前走のラピスラズリステークスは13着と大敗しましたが
スタートで後手を踏み最後方からの競馬となってしまいましたので
ある意味仕方のない敗戦。
中山コースも過去の戦績から見ると得意なコースではありませんでした。
今回は過去3勝している得意の京都芝1200mですから巻き返してくる可能性は十分。
昨年も11月の京阪杯で3着に来ていますし9月のセントウルステークスでは
1分7秒台で走るなど速い時計にも対応できています。
因みにセントウルステークスでは勝ったビッグアーサーとは0秒2差
2着のネロとは0秒1差と小差の競馬でした。
さすがにアタマはないでしょうが2、3着ならばあっても不思議ないと思います。
カオスモス
2歳時に京王杯2歳Sで3着、3歳時にアーリントンCで2着するなど
早い時期に重賞で活躍していましたが古馬になってからは成長が鈍化し
今では頭打ちの状態に陥っています。
以前は1600mを中心に使われていましたが最近は新潟1000mを使ったりするなど
陣営もどの路線に使うべきか迷っている印象。
古馬になってからは左回りの1400mで好走歴があるので
今回の京都の芝1200mは適正外が気がします。
セイウンコウセイ
デビューした直後は芝の1600m~1800mに使われていましたが目が出ず
ダートに路線変更。
そこで4戦を消化し未勝利をやっと脱出しましたがそこから芝の短距離戦に再度路線変更。
これが吉と出て500万、1000万と連勝。
夏場を休養に当て叩き2戦目となった渡月橋S(1600万)を11番人気の低評価ながら
鮮やかな逃げ切り勝ちを決めると、
勢いに乗って挑戦した淀短距離ステークス(OP特別)では
逃げるローレルベローチェの2番手で競馬すると直線ではあっさりと先頭に立ち、
迫るセカンドテーブルら追い込み勢の脚を見事に封じて勝利。
ベストは単騎の逃げに持ち込む競馬ですが折り合いに苦労しないので
番手でも競馬できるのが強み。
眠っていた素質が芝の短距離で覚醒した印象でこういうタイプの馬は
重賞へ行ってもあっさり勝ってしまう可能性が高い。
注目の一頭。
セカンドテーブル
2歳時に京王杯2歳Sを勝っていますがまだ成長途中の段階で
3歳時は適正距離が見極められず凡走を繰り返していました。
4歳になって1月の淀短距離ステークスで3着すると
以降は1200mを中心に使われるようになりました。
OP特別では5戦して全て3着以内に入るなど安定していますが
重賞では3戦して全て4着以下と重賞の壁にぶつかっている印象。
京都芝1200mは6戦して1勝2着2回3着1回と好走しているコースなので
今回は馬券に絡んでくるかもしれません。
ソルヴェイグ
昨年はフィリーズレビュー、函館スプリントステークスと重賞2勝を挙げ
スプリンターズステークスでも3着と好走し、
今年はGI制覇も十分狙える実力の持ち主。
ただ何故か人気にならないケースが多く重賞制覇したレースは
8番人気、12番人気と低評価。
スプリンターズステークスにしても9番人気と人気薄でした。
流石に今回は人気上位に推されそうですが
これ見よがしに鞍乗がM・デムーロ騎手に乗り変わっているのが個人的に嫌。
田辺騎手か丸田騎手だったら素直に応援できるのですが。
まあ馬は強いので普通に勝ち負けだと思いますが。
ダイシンサンダー
これまで1600m~2000mを使われてきましたが
結果が出ないと見て距離を短縮してきました。
正直距離は走ってみないと分からないですが
短距離でそこそこ結果を出しているアドマイヤムーン産駒ですし
この馬自身、京都コースで4勝も挙げている大得意なコースなので好走する下地はありそう。
鞍乗の幸騎手というのも穴っぽくていい。
当然人気はないと思うので狙ってみても面白いと思う。
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ダンスディレクター
昨年の勝ち馬でビッグアーサーやローレルベローチェを圧倒した勝ちっぷりから
高松宮記念に出ていれば当然勝ち負けになっていた馬。
それが骨折で長期休養を余儀なくされました。
昨秋にレース復帰しましたが人気より上の成績に来れず
やや期待外れな馬という感じになってしまいました。
ただ前走の阪神カップでは4着に敗れましたが
積極的なレース運びで見せ場は作りましたし
状態も良い頃に戻りつつあるので今回は狙い目かもしれません。
鞍乗はてっきり浜中騎手に戻るのかと思いましたが
前走に引き続き武豊騎手が騎乗。
武豊騎手も前走でこの馬に手応えを感じとったのかもしれません。
テイエムタイホー
昨年の京都金杯で13番人気ながら2着と穴を開けましたが
それ以降は馬券に絡めずここ5戦は二桁着順と精彩を欠いています。
元々は1200mを主戦に走っていた馬なので距離短縮は何ら問題ないでしょう。
ただ近走の成績から見て好走するのはちょっと厳しいかなと思います。
ネロ
前走の京阪杯は果敢にハナを奪うとそのまま逃げ切り勝ち。
重馬場で他馬が追走に苦労する中、後続に4馬身差をつけての圧勝と
重馬場適正の高さも見せ付けた一戦でした。
今回はローレルベローチェがいるので番手の競馬となりそうですが
3走前のセントウルステークスで2着したように差す競馬もできるので
出たなりの競馬をするかもしれません。
スプリンターズステークスでは6着ながら勝ったレッドファルクスとは
0秒1差の競馬でしたので当然今年はGI獲りが目標。
ここを叩いて高松宮記念で勝負という青写真でしょうが
ここで凡走しているようではGIを勝つなどと言っていられませんので
当然好勝負になるでしょう。
ヒルノデイバロー
前走の淀短距離ステークスではブログ予想で本命に推した馬。
結果は6着でしたが道中最後2番手で直線では大外にブン回してという
大味な競馬をしてしまったのでこの結果もやむなし。
ただ上がり3Fはメンバー最速の時計を出していますし
力の一旦は見せてくれたと思います。
ただ差し一辺倒の脚質なので自分でレースを作れない馬ですし
馬群に入れると駄目なタイプなので
展開が向かないと好走は厳しいかなと思います。
ブラヴィッシモ
この馬も先行力が持ち味の馬ですが
重賞となると1枚足りない感じ。
距離も1400mの方が良績を残しているので
ここは苦戦は免れそうない感じ。
ブランボヌール
昨年はキーンランドカップを制覇。
函館でも2勝するなど洋芝適正は抜群もここではどうか。
ただ前走のスプリンターズステークスは前が壁になって
最後は全く追えていませんでしたので今回見直す手はあると思います。
ラインスピリット
昨年はOP特別を連勝するなど飛躍をみせた1年でしたが
今年は重賞でどこまでやれるか?でしょう。
まだまだ伸びシロも感じられる馬なので
ここで好走するようなら先々面白い存在になるかも。
ローレルベローチェ
昨年のこのレースの2着馬。
ロケットスタートを武器に先手を奪って逃げ切るスタイル。
今回もこの馬が短期で逃げる公算が高く
要は直線でどこまで粘れるか?でしょう。
前走は休み明けという事もあって直線はバテましたが
今回は叩き2戦目で上積みが見込めますし
斤量も2kg軽くなりますから昨年の再現は十分に可能でしょう。
まとめ
実力的に抜けた馬はいないのでかなり混戦になるのではないでしょうか。展開的にローレルベローチェが早い流れで逃げるでしょうし
有力馬は先行脚質の馬が多いので波乱を起こすとすれば
好位で競馬ができる差し馬ではないかな?と思います。
そういう意味ではブランボヌールが有力ではないかと思います。
前走のスプリンターズSは直線で前が詰まって競馬になっていませんでしたし
1200m戦で3勝するなど距離適正はかなり高いと思います。
データ的にもこのレースは牝馬の好走率が高いですし
人気もおそらく5,6番人気くらいでしょうから狙って妙味ありかなと思います。
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