「レース回顧」東京新聞杯2017、きさらぎ賞2017共に小波乱の決着!今週の予定
ラジャカジャです。
先週の重賞レースの回顧&今週の予定を書いていきたいと思います。
昨日は雨予報でしたが東京方面は大して降りませんでした。
その変わりかなり肌寒かったですが。
京都の方は早くから雨が降っていたようで
1Rが始まる時点で既に芝、ダートは重馬場発表。
実際レースでも芝は時計がかかる重たい馬場、
逆にダートは脚抜きのいい馬場になっていて好時計が続出。
京都7R(500万下ダート1400m)で1分23秒0の時計がでるなど
まるで芝並みの時計が出ていました。
まあ多分にメインレースで波乱が起きたのもこの馬場が影響した部分はあったように感じました。
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目次
レース回顧・東京新聞杯レース回顧・きさらぎ賞
今週の予定
レース回顧・東京新聞杯
勝ったのは3番人気ブラックスピネルでした。同馬はこれが初重賞制覇。
前走の京都金杯ではエアスピネルにハナ差の惜敗でしたが
今回は自ら逃げの手に出て直線も余裕のもった感じで追い出し
最後はプロディガルサン、エアスピネルの追撃をしっかり交しました。
追い切りでは好時計を出していましたので今回も十分好勝負になると思いましたが、
何よりM・デムーロ騎手によるハナを奪うという積極策が好結果を生み出したと言っていいでしょう。
M・デムーロ騎手にとってもこれが今年1つ目の重賞制覇。
昨年はGI4勝を含む13の重賞勝ちと大活躍でしたが
いよいよ本領を発揮したといってもいいでしょう。
2着にきたプロディガルサンも菊花賞以来のレースでしたが
最後は良く伸びてきました。
リアルスティールの弟としてデビュー前から脚光を浴びていましたが
昨年は調整に苦しんでベストの状態でレースに出られませんでした。
その分今年は飛躍を期待したいところでしたがまずまずのスタートを切ったといっていいでしょう。
そしてマイル重賞連勝を狙ったエアスピネルは追い込みきれず3着に敗退。
マイル戦での連勝記録は4でストップとなりました。
スタートは良かったのですが折り合いがついて中段からの競馬となったのが
結果的に負けた原因だったように思います。
この馬は脚を溜めて切れで勝負するタイプではないですし、
正直もう少し前で競馬すべきだと思いました。
ただ東京芝1600mは産駒的にもそれほど良績を残していませんし
週中のデータ予想でもそれほどこの馬にとってのプラス材料は乏しかったのでこういう結果になったのもある意味納得です。
ただ馬券圏外になることはないと思ってブログ予想では本命に推しましたが
まあこういう結果も致し方なしです。
その他の馬ではマイネルアウラートはハナを奪えなかったのは誤算でしたが
直線もよく頑張って4着と力は出したように思います。
ストーミーシーも前残りの競馬ながら直線よく追い込んできてマイネルアウラートと同着の4着。
展開がもう少し速くなれば違った結果もあったと思いますし、左回りも結構いけるなと思いました。
逆にヤングマンパワーは勝てる位置で競馬していましたが最後失速。
調教では乗り込み量は多かったですがやはり久々だった分最後は息が持たなかった印象。
ここを叩いて次走の変わり身に期待したい。
ブラックムーン、ロイカバードはまだ重賞では力不足は否めない感じに見えました。
個人的にはエアスピネルはマイルというより1800m~2000mくらいの距離がベストな感じがします。
大阪杯に出てきたら面白いと思うけどキタサンブラックとバッティングするから
おそらく使わないでしょうね。
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レース回顧・きさらぎ賞
勝ったのは6番人気アメリカズカップでした。スタート直後に隣の枠に入っていたスズカメジャーが騎手を振り落として外ラチに逃走するという
アクシデントがありましたが鞍乗の松若騎手は我関せずといった感じで
押して先手を奪いにいきました。
逆に6枠に入っていたエスピリトゥオーゾ騎乗の四位騎手はしばらく
落馬した福永騎手を見ていたため位置取りが悪くなり後方からの競馬になりました。
このあたりを見ても松若騎手と比べて四位騎手がレースに集中していなかったのがわかります。
大方の予想通りタガノアシュラ逃げ、アメリカズカップはそれを見ながら3、4番手で競馬。
少頭数だったこともあり理想的な位置取りで競馬が出来、馬も折り合いが付いていました。
直線で追い出すと重馬場など関係ないとばかりに力強い伸び脚で先頭に立ち
後続を一気に突き放しました。
母父がコロナドズクエスト(アメリカのダート戦でGI2勝)なのでこういった馬場でも対応できたのでしょう。
松若騎手も非常に落ち着いて騎乗していました。
4年目の若い騎手ですがこれで通産4つ目の重賞制覇。
着実に実績を積み上げていますし今年辺りGIでも有力馬への騎乗がそろそろあるかもしれません。
逆に単勝1.4倍の圧倒的な支持を受けていたサトノアーサーは馬場に脚を取られている模様でいつもの切れが見られず。
残り200mを切ったあたりでやっと伸びて来て
ゴール前でダンビュライトを交わして2着に上がるのが精一杯でした。
まあ敗因は馬場に尽きると思いますが正直そうであっても勝ちきるだけのポテンシャルがある馬と思っていました。
それだけにこの敗戦は意外&残念という他ありません。
正直サトノダイヤモンドと比べるほどの逸材だとは感じませんね。
ただ距離はもう少し長い方が良いように感じました。
3着に入ったダンビュライトも馬場に脚を取られている感じでしたが
地力で3着に来たという感じ。
ただこの馬は重賞には縁がないような気がします。
多くの人はこのレースは「サトノアーサーがどれだけ強い勝ち方をするか?」に注目してみていましたし
事実単勝にも100万円を超える大口投票が相次いでいましたので
競馬ファンからすればかなりガッカリなレースでした。
今のところ牡馬クラシック戦線はレイデオロ、ブレスジャーニーなどの関東馬がリードしている状態ですが
必ず関西馬で強い馬がいると思いますので引き続き関西の3歳馬に注目していきたいです。
今週の予定
今週からは東京・京都・小倉の3場開催となります。重賞レースは土曜日に東京で「クィーンカップ」、
日曜日に東京、京都で「共同通信杯」、「京都記念」がおこなわれます。
注目は昨年の凱旋門賞以来の実践となる昨年のダービー馬マカヒキが出走する京都記念でしょう。
4ヶ月ぶりのレースとなりますので状態がどうなのか?気になるところですね。
さらに鞍乗には今週から単騎免許を取得した”世界の”ムーア騎手が騎乗します。
さすがにこれだけの騎手が乗りますので陣営も緩い仕上げではなく戦える状態に馬を作るでしょう。
ですが相手も前走、日経新春杯を勝ったミッキーロケットや
香港ヴァースを勝ったサトノクラウンなど強敵が参戦を予定していますので
どんなレースになるのか今から展開を予想するだけでもワクワクします。
今週はその他にも7日(火)に佐賀競馬で交流重賞「佐賀記念」もありますので
平日も結構忙しくなりそう。
今データソフトを元に高額馬券(三連単で10万円以上)を効率よく当てる買い方などを調べていますので
タイミングを見て記事にしたいと思っています。
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