共同通信杯2017、出走予定馬、データ予想、完全なる「4強」の争い。決め手はやはり血統
ラジャカジャです。
今日は今週日曜日に東京で行なわれる3歳重賞
共同通信杯2017を見ていきたいと思います。
過去レースデータを元に出走予定馬の中で
馬券に絡む確率が高い馬を探していきたいと思います。
その前にちょっと競馬小話を。
先週5日のきさらぎ賞でスズカメジャーに騎乗して
スタート直後に落馬した福永騎手ですが
診断の結果左肘の靱帯(じんたい)などを傷めたため、
しばらく治療に専念するそうです。
これにより今週京都記念で騎乗を予定していたガリバルディ、
来週のフェブラリーSで騎乗予定でしたカフジテイクは乗り替わりになることも合わせて発表されました。
昨年も落馬がありましたし、今年もインフルエンザにかかって
復帰してきたと思ったら再び落馬で負傷と
最近の福永騎手は悪いことばかり続いていますね。
かたや先週落馬からレース復帰した川田騎手ですが
昨日の佐賀記念で1番人気ロンドンタウンに騎乗して見事勝利。
復帰後初の勝利を地元の佐賀で挙げられたので本人もさぞ嬉しかったと思います。
騎手に落馬はつきものですが短期間で治してレースに復帰する様は本当に凄いと思います。
福永騎手の早い復帰を願うと共に今週の川田騎手の躍進に期待したい。
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目次
出走予定馬過去レースデータ
まとめ
出走予定馬
登録してきたのは地方馬を含めて13頭。このレースも過去10年の平均出走頭数が12.3頭と少頭数が目立つレース
今年も例年に違わず少ない頭数でのレースとなりそう。
馬名と斤量、騎乗予定騎手は以下のとおり。
注目は前走の東スポ2歳Sで2着3着だった
スワーヴリチャード、ムーヴザワールドの2頭。
2頭とも勝ったブレスジャーニーとはタイム差なしの接戦でしたし、
レース映像を見ても追い出すタイミングの差で着順が決まった感じで
実力的に勝ったブレスジャーニーを含め実力は互角でしょう。
東京1800mは前走で経験しているので距離・コースとも問題なくこなせますし
クラシックを見据える上でもここを勝って賞金を積み上げて出走権争いで優位に立ちたいところでしょう。
エアスピネルの弟エアウィンザーもここを勝って賞金を積み上げておかないと
トライアルレースで出走権を取らないとクラシック出走すら怪しくなりますので
ここは渾身の仕上げでレースに臨んでくると思います。
前走のシンザン記念で2着と好走したタイセイスターリーは今回が初の1800m戦ですが
マンハッタンカフェ産駒なのでおそらく距離は問題ないでしょう。
前走はキョウヘイの末脚に屈しましたが地力のあるところを見せての2着
ここでも好勝負が期待できる1頭ですし鞍乗にルメール騎手を拝して来た事からも勝負気配は高そう。
実績的に見てこの4頭が人気の中心となりそう。
過去レースデータ
過去10年(2007年~2015年)のレースデータから好走率の高いデータを抜き出し馬券に絡む確率の高い馬を探していきたいと思います。
・前走3着以内
前走の着順別成績を調べると前走1着~3着までに入った馬が
10勝2着7回3着6回と好成績。
過去10年のうち7回は前走1着~3着の馬でのワンツー決着。
逆に前走4着以下からの勝ち馬はいなくて
前走10着以下だった馬は連対実績がないので
軸馬は前走1着~3着馬から狙うのが基本でしょう。
前走着順 | 着別度数 |
---|---|
前走1着 | 5- 3- 2-36/46 |
前走2着 | 2- 2- 1- 9/14 |
前走3着 | 2- 2- 3- 3/10 |
前走4着 | 0- 1- 1- 6/ 8 |
前走5着 | 0- 1- 1- 5/ 7 |
前走6~9着 | 0- 1- 1-23/25 |
前走10着~ | 0- 0- 1-11/12 |
直線の長い東京コースだけに上がりの勝負になる公算が高いレース
実際過去10年の上がり3Fの時計について調べてみると
上がり3Fの時計を最速で走った馬は過去10年で2勝2着4回3着2回と
10頭中8頭が馬券圏内に入っています。
同じように前走の上がり3Fの時計について調べてみると
下記の表のとおり前走上がり3Fの時計1位だった馬が4勝を挙げる等過去10年で9頭が馬券圏内に入っています。
また上がり2位の馬も6頭が馬券圏内に入っていますので
前走で上がり3F2位以内に入っていた馬が有力
前走脚質 | 着別度数 |
---|---|
3F 1位 | 4- 3- 2- 24/ 33 |
3F 2位 | 2- 2- 2- 10/ 16 |
3F 3位 | 0- 2- 0- 11/ 13 |
3F~5位 | 2- 2- 2- 19/ 25 |
3F6位~ | 1- 1- 4- 22/ 28 |
前走上がり3F1位
エアウィンザー
コマノレジーナ
スワーヴリチャード
チャロネグロ
ハナレイムーン
前走上がり3F2位
ヴェルラヴニール
タイセイスターリー
ビルズトレジャー
・基本は前走OP以上に出走の馬
前走クラス別成績を調べると
前走OP特別以上のレースに出走した馬が8勝2着9回3着7回となっています。
逆に前走未勝利戦だった馬は過去10年で馬券に絡んでいません。
前走クラス | 着別度数 |
---|---|
新馬 | 1- 0- 0- 4/ 5 |
未勝利 | 0- 0- 0-13/13 |
500万下 | 1- 1- 3-28/33 |
1000万下 | 0- 0- 0- 0/ 0 |
1600万下 | 0- 0- 0- 0/ 0 |
OPEN特別 | 3- 3- 2-13/21 |
G3 | 3- 4- 4-21/32 |
G2 | 1- 0- 0- 3/ 4 |
G1 | 1- 2- 1- 4/ 8 |
過去10年で見るとトップはディープインパクト
のべ22頭が参戦して2勝2着2回3着5回の成績。
しかもこの成績は2012年以降のものですから
過去4年で9頭が馬券圏内に絡んでいます。
いくら好走率が高いといってもここまで馬券に絡んでくる産駒は特異といっていいでしょう。
過去3年(2014年1月~先週)の東京芝1800mにおける種牡馬別成績を調べても
ディープインパクト産駒は勝率12.7%連対率24.3%複勝率36.7%と素晴らしい数字を叩きだしているので
この距離・コースにディープインパクト産駒が出てきた時は素直に買いでしょう。
今回のメンバーでディープインパクト産駒は
ハナレイムーン
ムーヴザワールドの2頭
まとめ
上記のデータでいくと好走率が高そうなのはスワーヴリチャードとタイセイスターリーが有力減点すべき材料もなくかなりの確率で馬券に絡んできそう。
ムーヴザワールドは前走の上がり3Fが3位だったのでデータ的には上記の2頭に少し劣るが
血統面でかなりプッシュできるので「馬券圏内に来る」という考えでいけば
この馬もかなり有力。
エアウィンザーも前走が500万下のレースだったという意外は
データ的にも推せるのでやはり有力。
そう考えると人気通りに4頭の組み合わせで決着する可能性が高そう。
あえて軸馬を選ぶとすればやはりディープインパクト産駒のムーヴザワールドかなと思う。
配当面ではあまり期待できないが点数絞って三連単で勝負できそうなレースかと思います。
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